Dr.秦からの伝言

人生100年時代

2019年厚生労働省の調査で発表された100歳以上の高齢者の数は71,238人でした。調査が開始された1963年は153人であったことを考えますと、この56年の間に約465倍の増加になっていることは大変喜ばしいことです。その背景には日本の医療水準の著しい向上があったと言えるのではないでしょうか。

ただし寿命が延びたとはいっても、病に苦しむ人は決して減ってはいません。命にかかわる病気も数多くあります。健康寿命の為には、病気になってしまってから治療を始めるのではなく、まずは病気になりにくい心身を作るためにもセルフメンテナンスをし、そして手遅れにならないように早期発見・早期治療することが重要です。