日々是好日

季節に合わせる暮らし

 

 

東洋医学では、秋は全ての物の形が定まる季節と考えるらしいです。

夏に発散した陽気を体に収めて充実した体づくりをすることから「秋の養生」と言われています。

夏の疲れを回復しつつ、これから迎える冬に備えることが大切です。春から夏に副交感神経優位になっていた自律神経も、秋から冬にかけては交感神経優位とシフトしていきます。

この変化がスムーズに行われないと、ホルモンのリズムが乱れたり、免疫機能が低下して、様々な症状が現れてきます。

また秋には木の葉が落ち、日が短くなってくるため、物悲しい気分になって「肺を傷める感情(悲しみやうつの状態)」も起こりやすくなります。

原因の一つには日照時間の短縮によるセロトニンの減少によるものが大きい為と言われています。意識的に日光欲をすることで予防や対処法になります。

秋には食べ物も豊富に出回り、涼しくなると食欲も次第に回復してきます。

「睡眠のリズム」を取り戻すのにもピッタリな季節です。

秋の味覚を満喫しながら、適度に体を動かし、睡眠で体を修復して、ゆっくり体内リズムを整えるといいですね。